コート紙?マット紙?作りたい同人誌にピッタリの用紙を選ぼう!
同人誌を作るにあたって、注文時に悩むことといえば
用紙の種類
ですよね。
どんな用紙がどんな同人誌に向いているのか。
自分が作りたい同人誌にピッタリの用紙はどれだろう?
そんな疑問を解消する一覧表を作ってみました。
ぜひ参考にしてみてください!
★紙の厚さの単位について
紙の厚さの単位には「kg」が使われています。これは「用紙1000枚分の重さ」で、数字が大きいほど厚い紙であることを示しています。
本文用紙に使われる用紙
上質紙
化学パルプ配合率100%の用紙。表面にコーティングなどの加工をしていないので、光沢や艶はありません。また、テカリがないので目が疲れにくく、鉛筆やボールペンで文字が書きやすいのが特徴。
小説、マンガ、テキストなど、様々な印刷物に向いている優秀な紙です。
70kg 0.095mm 一般的なコピー用紙くらい
90kg 0.120mm 一般的なコピー用紙より少し厚め
110kg 0.145mm ポスターや雑誌の表紙くらい、しっかりとした厚み
135kg 0.175mm 厚めでしっかり、パンフレットなどに使われることが多い
コート紙
表面がツルツルとしている、光沢がある用紙。表面に塗料を塗布しており、光沢や滑らかさを高めています。全体的に他の用紙よりも厚さは薄め。
光沢があるので、写真が映えます。写真集におすすめ。
90kg 0.080mm 一般的なコピー用紙より少し薄い
110kg 0.100mm お札くらい
135kg 0.130mm ポスターや雑誌の表紙くらい
マット紙
表面につや消しの加工が施された、光沢がない用紙。表面がテカテカとしていないので、目が疲れにくいのが特徴。
文字が多い印刷物におすすめです。小説やマンガにぴったり。
70kg 0.080mm 一般的なコピー用紙より少し薄い
90kg 0.100mm お札くらい
110kg 0.130mm ポスターや雑誌の表紙くらい
135kg 0.170mm ポスターや雑誌の表紙くらい、しっかりとした厚み
淡クリームキンマリ
薄いクリーム色の上質紙。テカリもなく、色も目に優しいので書籍などのモノクロ印刷におすすめ。
コミック紙
表面がざらついた、単行本で使用されている用紙。パサパサとしており、軽いながらも上質紙と大差のない厚みがあります。
ベタ塗りの多いマンガ印刷に向いています。より本格的なマンガを作りたい方に。
表紙に使われる用紙
上質紙 110kg、135kg、180kg(0.225mm 官製ハガキくらい)
コート紙 110kg、135kg
マット紙 110kg、135kg
アートポスト
コート紙のような光沢がある用紙。表紙の写真がキレイに仕上がります。若干黄色味がかった白色。
180kg 0.180mm 図書カードより少し薄い
マットポスト
マット紙のようにつや消しのコーティンが施された用紙。落ち着いた風合いがある用紙です。
180kg 0.210mm 図書カードくらい
レザック66
表面に仔牛の革風のテクスチャーが施されたファンシーペーパー。報告書などの冊子印刷によく使用されています。表面にランダムな凹凸があるので、印刷面に写真などがある場合は適していません。
175kg 0.210mm 図書カードくらい
シャインフェイス
片面に パールのような光沢のある用紙。温かみがあり、豪華な用紙です。ゴールドとシルバーがあります。
180kg 0.230mm 官製ハガキとほぼ同じ
ペルーラ
両面にパールのような光沢のある高級用紙。 金属のような硬い質感を表現したペルーラ・ラスターなどの種類があります。
こざと
特殊な繊維や金箔や銀箔が抄き込まれた和風のファンシーペーパー。春夏秋冬をイメージした和風のカラーが揃えられており、金箔と銀箔が散りばめられたこざと白雪などもあります。
160kg 0.260mm 預金通帳の表紙より気持ち薄い
OKカイゼル
細かい繊維が織り込まれている和紙のような用紙。ナチュラルな風合いがあり、素朴な温かみがあります。
155kg 0.230mm 官製ハガキとほぼ同じ
表面に凹凸があるファンシーペーパー。白色は高め。「白抜け」が出やすいのでベタ塗りの印刷には向きませんが、うまく紙の質感を活かせば豪華な仕上がりが期待できます。
OKミューズコットン
片面に縞模様の凹凸加工が施されたファンシーペーパー。自然な風合いとカラーバリエーションが豊富なのが特徴。
ボス
小さくランダムなエンボス加工が施されたファインペーパー。シックな風合いががあります。「白抜け」が出やすいのでベタ塗りの印刷には向きませんが、うまく紙の質感を活かせば豪華な仕上がりが期待できます。
NTラシャ
ファインペーパーといえばNTラシャ。画用紙のようにザラザラとした質感で、温かみがあります。カラーバリエーションは100色を超えています。
マーメイド
ソフトなエンボス加工が施されたファンシーペーパー。ふっくらとした質感が優しい印象。「白抜け」が出やすいのでベタ塗りの印刷には向きませんが、うまく紙の質感を活かせば豪華な仕上がりが期待できます。
これら以外にも、用紙にはまだまだたくさんの種類があります。調べてみても、パソコンのモニター上ではイメージしにくいこともあると思います。そんな時は、印刷会社に用紙サンプルを請求してみましょう。
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